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つらつらわらじ(4) オノ・ナツメ

つらつらわらじ(4) (モーニング KC)つらつらわらじ(4) (モーニング KC)
(2012/08/23)
オノ・ナツメ

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オノ・ナツメさんの最新作、一ヶ月発売遅れましたが今日ようやく出ました。
もちろん、即買いです。

備前熊田家当主治隆の江戸への参勤交代の道中も岡崎に差し掛かりました。
はて、岡崎の宿場の本陣に入ろうとしたところ、伊勢参りの旗本宮田家が本陣を乗っ取ってしまう。
困った熊田家の一行はなんと、その本陣の前に野営をし、朝まで祭りのごとき愉快な一晩を過ごされたとの事。

旅はその後、富士川まで。

さて、この作品の見所はやはり言葉は少なくとも豪快でどっしり構えた殿と、その周囲の家臣たちの心情の描写でしょう。
道中、鳥人幸吉など登場しますが、殿様の懐の深さと、その威厳をとても引き立てる小話となっております。
大小姓頭山和木の推察、家老和泉、そしてひそかに一行にもぐりこみ、ひょんなことから殿の馬番となった江戸御庭番の九作、他にも数々のキャラたちがそれぞれの場所で、それぞれの思いを持ちながらも、治隆のことを考え、尽くしている姿がとても印象的な作品です。

オノ・ナツメさんの画風はシンプルで、ベタとグレーの塗り分けで、ディフォルメされた各キャラは特徴が強調され、ややもすれば崩れすぎかもしれませんが凄く愛嬌がある。
チャールズ・M・シュルツのスヌーピーキャラに近いか。
そして、そんなややもすれば単調に感じそうなシンプルな絵でありながら、まるで表情筋の動きまで感じられそうなほど、物凄く顔にキャラのその時の意志や思い、感情が見えて取れる。

これが、とても不思議なのです。

世間では凄く綺麗に美少女を書く漫画かもいるが、魂が感じられない。

しかし、この漫画のキャラクターは凄くシンプルに描かれていながら、コマの中で勝手に動き出しそうなほどの躍動感を感じさせるのです。
それはが、この人の漫画の魅力でしょう。
しかし、つれづれわらじのようにディフォルメキャラを描くかと思えば、さらいや五葉やふたがしらのように等身の高い絵も描かれる。
まこと同じ方かと疑問にも思うが、絵の筋は真似ようも無く同じ気配がする。
その自由闊達とした筆さばきにもまた、活き活きと描く事を楽しんでいるような気配が感じられるのがとても心にくいのではないでしょうか。

この殿の旅路、まだ富士を越えたばかり。
果たして江戸でどのような結末が待つのか、今しばらくこの楽しい旅路に読者として参加できる喜びを噛み締めましょう。

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まんがにゅあ

Author:まんがにゅあ
毎日毎月必ず漫画を買ってしまう漫画中毒者。
本屋で何も買わずに出てくると凄まじい敗北感に襲われませんか? 襲われませんか、そうですか(´・ω・`)

特にマイナー路線好き。

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